top of page

理想の好みと実際の選択

潜在的なパートナーを拒否する意思


配偶相手の選好と実際の選択について調べた2014年の研究
状況が仮定ではなく現実であると考えた時、身体的に魅力のない相手や自分の好みに合わない相手を拒否する意思が有意に弱くなることが判明
人は恋愛対象としてふさわしくない相手を拒否する意思を実際よりも過大評価している

昔からよく知っている友人が付き合い始めた時、付き合っている相手の印象が昔聞いていた好みと違い、好みが変わるほどその人のことが好きになったんだと思うことがあります。


今回は配偶相手の選好と実際の選択が一致しないことについて考えてみましょう。


2014年の研究では、2つの研究を行い、参加者が身体的に魅力のない相手(研究1)または自分の好みに合わない相手(研究2)からの誘いを受けるか断るか調べました。


その結果、参加者はその状況が仮定ではなく現実であると考えた時、これらの不適切な相手を拒否する意思が有意に弱くなることがわかりました。


つまり、人は恋愛対象としてふさわしくない相手を拒否する意思を実際よりも過大評価しているということがこの研究からは示唆されるわけです。


理想と現実は違うということがわかる研究です。


参考文献:


Joel, S., Teper, R., & MacDonald, G. (2014). People overestimate their willingness to reject potential romantic partners by overlooking their concern for other people. Psychological science, 25(12), 2233-2240.

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

​合同会社 日本進化心理学IHAセンター ALL RIGHTS RESERVED

  • Twitterの社会のアイコン
bottom of page