性的な誘いと受け入れの性差
異性からの誘いに応じるかどうか調べた1989年の研究
誘い文句は一緒に出かけるか、アパートに来るか、一緒に寝るかのどれか1つ
大多数の男性はアプローチしてきた異性と性的関係を持つことを望んだが、女性はそうではなかった
付き合っている彼氏彼女が夜の街に出かけると、残された方は不安になるわけですが、その不安の中には「彼氏/彼女が異性からの誘いにホイホイついて行かないだろうか?」というものもあると思います。
今回は、異性からの誘い、特に性的な誘いに応じるかどうか調べた1989年の研究を見てみましょう。
この研究では、平均的な魅力を持つ男女が異性の参加者に対して、「今夜、一緒に出かけてくれませんか/今夜、アパートに来てくれませんか/今夜、一緒に寝てくれませんか」という3つのリクエストの内1つを行いました。
その結果、大多数の男性はアプローチしてきた女性と性的関係を持つことを望んだが、女性はそうではなかったことがわかりました。
具体的には、多くの男性は女性のアパートに行くことや一緒に寝ることに同意したわけですが、男性のアパートに行くことに同意した女性はほとんどおらず、一緒に寝ることに同意した女性に至っては皆無だったのです(実験は1978年と1982年の2回行われており、同意率が多少異なりますので、詳しい同意率は原著論文をご参照ください)。
男性は女性よりも性的に貪欲ということがこの研究からもわかるわけです。
参考文献:
Clark, R. D., & Hatfield, E. (1989). Gender differences in receptivity to sexual offers. Journal of Psychology & Human Sexuality, 2(1), 39-55.
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