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犯罪率が高いのはどっち?

一夫一妻制と一夫多妻制で違う暴力犯罪の発生率


一夫多妻制は男性にとって不利

一夫一妻制とは、男性1人に対して女性が1人という婚姻形態のことです。


対して、一夫多妻制とは、男性1人に対して女性が複数人という婚姻形態です。


そもそも、どちらの制度の方が男性にとって有利なのでしょうか?


実は一夫一妻の方が多くの男性にとっては有利な婚姻形態になります。


なぜなら、一夫多妻制の下では、男性同士の争いが増加するからです。


例えば、1人の男性が3人の女性を妻に迎えるとしましょう。


すると、男性と女性の数が同じ場合には66%の男性は妻を迎えられません。


つまり、一夫多妻制では男性同士の争いが加速し、暴力犯罪が多くなることが予想されます。


ある研究では、発生した犯罪のうち79〜85%は男性による犯行であるとわかっており、さらに別の研究では殺人事件の被害者の77%は男性ということがわかっています(男が争う相手は?)。


つまり、男性同士の争いこそが暴力犯罪と関連があるのです。


事実、ある研究によると一夫多妻制の国では暴力犯罪の発生率が高いことがわかっています。


参考文献;


Kanazawa, S., & Still, M. C. (2000). Why Men Commit Crimes (and Why They Desist).Sociological Theory,18(3), 434–447. doi: 10.1111/0735-2751.00110


Kellermann, A. L., & Mercy, J. A. (1992). Men, Women, And Murder.The Journal of Trauma: Injury, Infection, and Critical Care,33(1), 1–5. doi: 10.1097/00005373-199207000-00001


A STUDY ON HOW MEN AND WOMEN ARE REPRESENTED IN ... (n.d.). Retrieved from https://www.heuni.fi/material/attachments/heuni/reports/Ast1S7Egx/Crime_and_gender_taitto.pdf

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

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