不信と道徳
不信感は他者が自分を搾取する可能性を示唆
他者を信頼していない人は道徳のダブルスタンダードを用いることが研究より判明
「他者を批判しながら自分も同じ行動を取る」背景には不信感があるということ
他者を批判しながら自分も同じ行動を取る人は周りにはいますか?
なぜ、そのような人がいるのでしょうか?
また、このようなダブルスタンダードはどのような利点があるのでしょうか?
不信感について考えてみましょう。
不信感は他者が自分を搾取する可能性を意味する一種のバロメーターのような物だと考えられています。
「他者を信頼していない人は道徳のダブルスタンダードを用いる」ことが2018年の研究より判明しました。
ここからわかることは、「自分が行うことでも他者を非難する」背景には不信感があるということです。
自分が他者から搾取されない為に、他者を非難しつつ同じ行動を取る(メリットがある行動を取る)わけで、その傾向は他者から搾取される可能性が高い人(不信感を感じてる人)によく見られるということです。
参考文献:
Weiss, A., Burgmer, P., & Mussweiler, T. (2018). Two-faced morality: Distrust promotes divergent moral standards for the self versus others. Personality and Social Psychology Bulletin, 44(12), 1712-1724.
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