自分の乳児の泣き声と他人の乳児の泣き声の識別
親は自分の乳児の泣き声と他人の乳児の泣き声を識別できるのか調べた研究
62%の親が自分の乳児の泣き声を識別できた
親の性別で分類すると、母親の80%が自分の乳児の泣き声を識別できた一方、父親は45%しか識別できなかった
育児教室などではたくさんの赤ちゃんが親と一緒になって色んなことを学びますが、親はたくさんの赤ちゃんが泣いている状況で自分の赤ちゃんの泣き声を聞き分けられるのでしょうか?
親は自分の乳児の泣き声と他人の乳児の泣き声を識別できるのか調べた1983年の研究を見てみましょう。
この実験によると、62%の親が自分の乳児の泣き声を識別できることがわかりました。
しかし、興味深いのは親の性別で分類すると、母親の80%が自分の乳児の泣き声を識別できた一方、父親は45%しか識別できなかったということです。
この研究からもわかるように、男性よりも女性の方が子育てに特化した認知システムを形成しているというわけです。
男性にできることと女性にできることは違いますが、泣いている乳児に注意を払うというのは男性には苦手なことなのかもしれませんね。
参考文献:
Green, J. A., & Gustafson, G. E. (1983). Individual recognition of human infants on the basis of cries alone. Developmental Psychobiology: The Journal of the International Society for Developmental Psychobiology, 16(6), 485-493.
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