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赤ちゃんはなぜ夜泣きするのか?

赤ちゃんの夜泣き戦略


短い間隔での出産は子どもの死亡率を高める
母乳をあげている母親は不妊期間が長い
夜泣きは弟妹を増やさないための赤ちゃんの戦略

ている姿がまるで天使のようだと我が子のことを溺愛するお父さんお母さんはたくさんいます。


しかし、そんな天使のような赤ちゃんに不満があるとすれば、「夜泣き」ではないでしょうか?


そもそも、なぜ赤ちゃんは夜泣きするのでしょうか?


実は、夜泣きは赤ちゃんの生存戦略なのです。


まず踏まえておかなければいけないことは、お父さんお母さんにとっては今いる赤ちゃん以外にも新しい命を授かることは嬉しいことかもしれませんが、赤ちゃんにとってはそうではありません。


なぜなら、弟妹ができるということは、親が分け与えてくれる資源が少なくなるからです。


研究からも、短い間隔での出産は子どもの死亡率を高めることがわかっています。


つまり、赤ちゃんが生き延びる為にはどうにかして出産の間隔を引き延ばしたいわけです。


ここで、赤ちゃんは女性のある特徴を利用します。


それは、母乳をあげている間は卵巣機能が抑制されるということです。


事実、母乳をあげている母親は不妊期間が長いということも研究からわかっています。


したがって、母親が絶え間なく授乳することにより、卵巣機能が抑制されることを狙って、赤ちゃんは夜泣きをせっせと頑張るわけです。


世のお母さんたちを悩ます夜泣きは、自然淘汰が生み出した赤ちゃんの生存戦略というのはとても興味深いものです。


参考文献:


David Haig, Troubled sleep: Night waking, breastfeeding and parent–offspring conflict, Evolution, Medicine, and Public Health, Volume 2014, Issue 1, 2014, Pages 32–39, https://doi.org/10.1093/emph/eou005


Blurton Jones, N. G., & da Costa, E. (1987). A suggested adaptive value of toddler night waking: Delaying the birth of the next sibling. Ethology & Sociobiology, 8(2), 135–142. https://doi.org/10.1016/0162-3095(87)90036-7


Chao S. (1987). The effect of lactation on ovulation and fertility. Clinics in perinatology, 14(1), 39–50.


Hobcraft, J., McDonald, J., & Rutstein, S. (1983). Child-Spacing Effects on Infant and Early Child Mortality. Population Index,49(4), 585-618. doi:10.2307/2737284

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