曖昧なシナリオとセクハラの認識
曖昧な状況をセクシュアル・ハラスメントと判断するか大学生と大学院生を対象に調べた1999年の研究
女性は男性よりも曖昧なシナリオをよりセクハラと認識することが判明
近年では、「セクハラ」という言葉が定着してきたからか、日常生活でも「それセクハラだよ!」と耳にする機会が多くなりました。
しかし、私たちの生活の大部分は明らかなセクハラに溢れているわけではなく、セクハラだと判断して良いのか曖昧な状況が多くあります。
今回は、曖昧な状況がセクハラに当たるかどうかについて考えてみましょう。
曖昧な状況をセクシュアル・ハラスメントと判断するか、大学生と大学院生を対象に調べた1999年の研究によると、女性は男性よりも曖昧なシナリオをよりセクハラと認識することが判明しました。
性被害の大きさは女性では最悪妊娠に繋がるので非常に大きいですが、男性はそこまで被害が大きくならないことを考えると、女性の方が男性よりもセクハラの認識の閾値が低いのも納得できるのではないでしょうか?
男性の皆さん、「これくらい大丈夫だろう」と思っても、女性にとってはセクハラだと思われているかもしれませんよ。
参考文献:
LaRocca, M. A., & Kromrey, J. D. (1999). The perception of sexual harassment in higher education: Impact of gender and attractiveness. Sex Roles, 40(11), 921-940.
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