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サイズか形か

異なる文化圏での胸のサイズと形態の好み


ブラジル、カメルーン、チェコ、ナミビアにおいて、男性の乳房形態に対する好みについて調べた2017年の研究
胸のサイズの好みにはかなりの個人差があったが、4つの文化全てにおいて、しっかりした(垂れていない)乳房に対する好みが見られた

「女性の胸で大事なのはサイズか形か」


そんなことを街中で話していたらだいぶ下品だと思われると思いますが、今回は真面目に両者の比較を行なった研究を見てみましょう。


ブラジル、カメルーン、チェコ、ナミビアにおいて、男性の乳房形態に対する好みについて調べた2017年の研究によると、胸のサイズの好みにはかなりの個人差があったが、4つの文化全てにおいて、しっかりした(垂れていない)乳房に対する好みが見られました。


つまり、男性は女性の胸のサイズよりも形態を一貫して気にしているようです。


淘汰という考えからすれば、多くのヒトが同じ方向に考えを一貫して持っているのであれば(この例では胸の形態)、考えが一貫しない対象(この例では胸のサイズ)よりも、進化的には重要だったということが考えられます。


例えば、全てのヒトは水を飲みたいと考えますが、毎日お風呂に入ることを大切だと考える人は全員ではありません。


つまり、淘汰圧によって形作られた形質を考える際には、多くの人が一貫した動機を持つかどうかが異なる形質同士を比較する上では重要になるのです。


参考文献:


Havlíček, J., Třebický, V., Valentova, J. V., Kleisner, K., Akoko, R. M., Fialová, J., ... & Roberts, S. C. (2017). Men's preferences for women's breast size and shape in four cultures. Evolution and Human Behavior, 38(2), 217-226.

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

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