相手に求めるものの男女差
相手への要求は年と共に変化
男性は年を取るにつれて相手への要求が多くなる(男性の価値は上昇する為)
女性は年を取るにつれて相手への要求が少なくなる(女性の価値は減少する為)
20代を超えてくると、結婚に焦る人が途端に多くなるような気がしますが、そこで話題になるのは「異性に何をどれくらい求めるか」です。
進化心理学は男女に関して興味深い知見を提供してくれる学問です。
その理論に則ると、男性の価値は加齢とともに上昇しますが、女性の価値は加齢とともに減少します。
これは、女性は男性に資源を求め、男性は女性に生殖可能性を求めるからです(一般的には、加齢とともに男性の資源は上昇し、女性の生殖可能性は減少する)。
ある研究によると、男性は年と共に相手への要求が多くなりますが、女性は逆に少なくなることが分かりました。
これは、自身の価値が上昇するか減少するかによって決まるということです。
つまり、自分の価値が高いということは相手へ要求することが多くなっても良いことを意味し、自分の価値が低いことは相手への要求を少なくしなければならないことを意味します。
まさに、配偶者獲得とは資本主義社会と言えます。
お金が多くあれば好きな商品を選べるように、私たちは自分の持ち金と照らし合わして相手を“買う”わけです。
参考文献:
Campos, L.D., Otta, E., & Siqueira, J. (2002). Sex differences in mate selection strategies: Content analyses and responses to personal advertisements in Brazil. Evolution and Human Behavior, 23, 395-406.