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男性用トイレのプライバシー

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2023年3月21日
  • 読了時間: 2分

対人距離と排尿


男性用トイレで、対人距離が排尿に与える影響を検討した1976年の研究
他の人との距離が近いほど排尿開始が遅くなり、持続時間が短くなることが判明

男性の皆さんは分かると思いますが、トイレの中では、個室にでも入らない限りプライバシーというのは存在しません。


小便器がズラーっと並ぶ中で、他の人が近くにいようものなら、リラックスしながら用を足すことはなかなかできないのではないでしょうか?


今回はそんな男性用トイレでのプライバシーについて考えてみましょう。


男性用トイレで、対人距離が排尿に与える影響を検討した1976年の研究では他の人との距離が近いほど排尿開始が遅くなり、持続時間が短くなることが判明しました。


やはり、近くに人がいることは、男性の排尿に干渉するようです。


ちなみに、この研究では、"60人のトイレ利用者を3段階の対人距離のいずれかに無作為に割り付け、排尿時間を記録し"、その結果を分析するということをおこなっています。


心理学の研究手法に興味がある方にとっては、わかりやすく、分析しやすいデータの良い例だと思いますので、気になる方はぜひ原著論文をご確認ください。


参考文献:


Middlemist, R. D., Knowles, E. S., & Matter, C. F. (1976). Personal space invasions in the lavatory: suggestive evidence for arousal. Journal of personality and social psychology, 33(5), 541.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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