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排卵への投資をいつやめるか

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2023年7月29日
  • 読了時間: 1分

性的頻度と閉経年齢


米国で実施された縦断研究を元に、性的頻度と閉経年齢の関係を調べた2020年の研究
調査期間中に毎週セックスをした女性は、月1回以下のセックスしかしなかった女性に比べて、閉経を経験する可能性が28%低かった

閉経は女性の生殖能力の完全な停止を意味し、これ以降はどうやっても子どもを産むことができません。


しかし、自然な閉経がいつ来るかは、運を天に任せるだけの、予測不可能なものなのでしょうか?


米国で実施された縦断研究を元に、性的頻度と閉経年齢の関係を調べた2020年の研究によれば、調査期間中に毎週セックスをした女性は、月1回以下のセックスしかしなかった女性に比べて、閉経を経験する可能性が28%低いことがわかりました。


この研究では、詳しいメカニズムはわかっていませんが、進化心理学の観点から考えると、性的に不活発な女性は妊娠が難しい為、排卵への投資を継続しないという適応的な戦略を取っている可能性があるわけです。


参考文献:


Arnot, M., & Mace, R. (2020). Sexual frequency is associated with age of natural menopause: results from the Study of Women's Health Across the Nation. Royal Society Open Science, 7(1), 191020.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

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