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異性との浮気、同性との浮気

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2021年1月3日
  • 読了時間: 2分

性別と浮気相手の関係


男性はパートナーの「異性との浮気」を許せない可能性が高い(他人の子どもを妊娠する可能性がある為)
女性はパートナーの「同性との浮気」を許せない可能性が高い(同性との浮気はより強い心の結びつきによる母子への投資の減少を意味する可能性がある為)

皆さんは浮気されたことがありますか?


浮気はされる側にとってはストレスを引き起こすとても辛いものですが、「同性との浮気」と「異性との浮気」どちらがより辛いのでしょうか?


実はこの答えはあなたが男性か女性かによって変わります。


研究からわかったことは、男性はパートナーの「異性との浮気」を許せない可能性が高く、女性はパートナーの「同性との浮気」を許せない可能性が高いということです。


つまり、あなたが男性の場合には、彼女の浮気相手が男性の方がより辛く、あなたが女性の場合には、彼氏の浮気相手が男性の方がより辛いというわけです。


これは、なぜでしょうか?


進化心理学の研究が明らかにしているのは、男性と女性がパートナーの不貞で恐れる内容の違いです。


男性は女性が別の男性の子どもを産むことを恐れます。


女性は男性が自分や子どもに投資をしてくれなくなることを恐れます。


そう考えると、男性にとっては女性同士の浮気はあまり問題ではありませんが、男性との浮気は遺伝子の生存競争を左右する大きな問題になります。


反対に、女性にとっては男性が女性と浮気するのはあまりコストがかかりませんが、男性同士の浮気は子を成すという概念を超えた心理的な結びつきを意味します。


上記のような男性と女性の違いが原因で、男性はパートナーが異性と浮気することを、女性はパートナーが同性と浮気することをよりストレスに感じると考えることができるわけです。


参考文献:


Confer, Jaime & Cloud, Mark. (2011). Sex differences in response to imagining a partner’s heterosexual or homosexual affair. Personality and Individual Differences. 50. 129-134. 10.1016/j.paid.2010.09.007.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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