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巣に帰るアリ

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2021年1月7日
  • 読了時間: 1分

サバクアリが帰る方法


砂漠に生息するサバクアリは体内の“歩数計”を利用して巣に帰る
脚を切られたサバクアリは巣の手前で巣を探し、脚を長くされたサバクアリは巣を通り越したところで巣を探した

皆さんは家に帰る時何を頼りに帰りますか?


少し変な質問かもしれませんが、考えてみてください。


きっと、周囲の景色を覚えて帰るはずです。


しかし、砂漠ではどうでしょうか?


周囲の環境がほぼ同じ砂漠でどのように生物たちは巣に帰るのでしょうか?


砂漠に生息するサバクアリは体内の“歩数計”を利用して巣に帰ることが研究からわかっています。


つまり、巣から出て、何歩進んだかをだいたい覚えているのです。


なぜ、体内の“歩数計”を使っていることがわかったのでしょうか?


実は、実験から脚を切られたサバクアリは巣の手前で巣を探し、(ブタの毛をくっつけることにより)脚を長くされたサバクアリは巣を通り越したところで巣を探すことがわかったのです。


私たちももしかすると大体の歩幅を覚えて家に帰れるのかもしれません。


興味のある方は試しにやってみたらどうでしょうか?


参考文献:


Wittlinger, M., Wehner, R., & Wolf, H. (2006). The ant odometer: stepping on stilts and stumps. Science (New York, N.Y.), 312(5782), 1965–1967. https://doi.org/10.1126/science.1126912

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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