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人種差別に動揺しない!?

人種差別に関する予測と実際


人種差別に動揺すると予測した人々も実際にはあまり動揺しないことが判明
事前の予測と実際の感情が乖離している場合があるということ

私たちは毎日多くの決断をします。


前もって予測したことが実際には違うということも多くあります。


例えば、以下の質問にあなたはどのように回答するでしょうか?


「あなたは人種差別の現場を目撃するとどれくらい動揺しますか?」


もしかすると、少ししか動揺しないと考える人もいれば、とても動揺すると考える人もいるでしょう。


しかし、2009年の実験からとても興味深いことがわかっています。


それは、人種差別に動揺すると予測した人々も実際にはあまり動揺しないということです。


これは、事前の予測と実際の感情が乖離している場合があるということを意味します。


様々なテクノロジーを駆使して未来を予測する私たちですが(天気予報や災害情報など)、私たちの脳は自分の感情予測すらままならないのかもしれません。


参考文献:


Kawakami, K., Dunn, E., Karmali, F., & Dovidio, J. F. (2009). Mispredicting affective and behavioral responses to racism. Science (New York, N.Y.), 323(5911), 276–278. https://doi.org/10.1126/science.1164951

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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