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美味しい食べ物の罠

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2021年2月17日
  • 読了時間: 1分

美味しさと自動的な注意


美味しい食品は自動的に目に入る
生存に重要な「美味しい食べ物」を獲得する為には自動的なプロセスが役に立つということ

ダイエット中についお菓子を食べてしまったという人はいませんか?


“つい目に入った”食べ物に心奪われてしまうということは誰にでも経験があることかもしれません。


この現象について進化心理学の知見から考えてみましょう。


2018年の研究から、「美味しい食品は自動的に目に入る」ということがわかりました。


これは、生存に重要な「美味しい食べ物」を獲得する為には自動的なプロセスが役に立つということを示しています。


あるプロセスが自動的に行われる(無意識に目に入る、つい〇〇してしまうなど)場合、一連の自動的なプロセスは進化の中で獲得された可能性が高いわけです。


私たちがついついしてしまうことは、祖先の環境でそのプロセスが役に立ったからなのです(現代ではダイエットをする人は多いが、自然界ではダイエットをする必要があるほど余剰な脂肪を蓄えることは難しい)。


参考文献:


Motoki, K., Saito, T., Nouchi, R., Kawashima, R., & Sugiura, M. (2018). Tastiness but not healthfulness captures automatic visual attention: Preliminary evidence from an eye-tracking study. Food Quality and Preference, 64, 148-153.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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