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悪い人でも魅力的?

道徳と異性の魅力


異性が「道徳的に悪い人」だと知ると、男性も女性もその相手の魅力を少なく感じる
女性に比べて男性は異性が「道徳的に悪い人」と知っても魅力を少なく感じない

「恋は盲目」と昔から言いますが、その言葉が表す通り、恋に落ちた人は相手の悪いところさえも見えなくなってしまいます。


進化心理学に関する研究から、異性の魅力とその人物の道徳的な評価について興味深い関係が明らかとされています。


2017年の研究によると、異性が「道徳的に悪い人」だと知ると、男性も女性もその相手の魅力を少なく感じることがわかりました。


つまり、異性の魅力は道徳的評価に影響を受けるわけです。


さらに、女性に比べて男性は異性が「道徳的に悪い人」と知っても魅力を少なく感じないということがわかりました。


これは、男性よりも女性の方が異性の道徳的資質に敏感だということを意味しています。


わかりやすく言うと、男性は女性が美しければ多少悪い人でもあまり気にせず、女性は男性がかっこよくても悪い人とわかると魅力を感じなくなるというわけです。


男性は女性よりも異性を選ぶ必要が無い(生物学的に男性はより多くの女性を求めている)ということを考えると、この結果は納得できるのではないでしょうか?


参考文献:


González‐Álvarez, J. (2017). Men dissociate sexual attraction from moral judgement more than women. International journal of psychology, 52(5), 381-388.


Haselton MG, Buss DM. Error management theory: a new perspective on biases in cross-sex mind reading.J Pers Soc Psychol. 2000;78(1):81–91. doi:10.1037//0022-3514.78.1.81

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