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ダメな父親が多い理由:父性の不確実性仮説

ダメな父親にも理由がある?ちょっとかわいそうなお父さんたちの話。


父親は生まれた子どもが本当に自分の子かわからない

よくダメな父親の話やダメな母親の話が出ますが、圧倒的に多いのはダメな父親でしょう。


実際、日本でも離婚した後に母親が子どもを引き取るケース(約85%)は父親が引き取るケース(約15%)よりもはるかに多いのです。


しかし、このデータだけで世の中のお父さんたちを責めるのはあまりにもかわいそうです。


実は、母親が積極的に子どもを育てるのには「父性の不確実性」という概念が絡んできます。


生まれたばかりの子どもが自分の子かどうか確かめる方法が父親にはありません(DNA検査などの技術は除く)。


母親は自分のお腹を痛めて産んだ子なので、確実に自分の子かどうかわかります。


実際、アメリカやドイツのデータを参照してみると、9%〜20%の子どもは父親と血が繋がっていないことがわかっています。


これは男性側にとっては大問題です。


何十年とコストをかけても結局は自分の遺伝子を残すことができなくなるわけです。


つまり、父親が積極的に子育てをしないのは、生まれてきた子どもが本当に自分の子かわからないからです。


もっと言えば、母親が積極的になればなるほど、父親は子育てをしなくても安心できるというわけです。


参考文献;


Gaulin, S.J.C., McBurney, D.H. & Brakeman-Wartell, S.L. Matrilateral biases in the investment of aunts and uncles. Hum Nat 8, 139–151 (1997). https://doi.org/10.1007/s12110-997-1008-4


平成23年度全国母子世帯等調査. https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-katei/boshi-setai_h23/index.html


Kaptijn, R., Thomese, F., Liefbroer, A. C., & Silverstein, M. (2013). Testing evolutionary theories of discriminative grandparental investment. Journal of biosocial science, 45(3), 289–310. https://doi.org/10.1017/S0021932012000612

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