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世界は公正にできている?

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2023年1月16日
  • 読了時間: 1分

身体的魅力度と公正世界信念


「正義は報われ、悪は罰せられる」というようにこの世界は公正であるという信念(公正世界信念)と身体的魅力の関係を調べた2019年の研究
自己評価であれ、他者評価であれ、身体的魅力度が高い人ほど公正世界信念を支持する

「正義は報われ、悪は罰せられる」


そんな信念と関連する言葉は「自業自得」や「因果応報」など様々あります。


社会心理学の分野ではこのような信念を公正世界信念と呼んでいますが、もちろん、どれだけ公正な世界を信じているのかは個人差があります。


今回は身体的魅力が公正世界信念にどのような影響を及ぼすのか検討した2019年の研究を見てみましょう。


この研究では自己評価による魅力(実験1)と他者評価による魅力(実験2)の両方が公正な世界に対する信念の支持を予測することが判明しました。


つまり、公正世界信念は部分的には主観的な経験によって強く影響を受けるというわけです。


魅力的な人ほど、世界は公正であると考え、魅力的でない人ほどそうではないと考えるというのはなんとも言えない話です。


参考文献:


Westfall, R. S., Millar, M. G., & Lovitt, A. (2019). The influence of physical attractiveness on belief in a just world. Psychological reports, 122(2), 536-549.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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