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卵の色を左右する要素

卵の明るさと気候の関係


寒冷な地域に住む鳥ほど色の濃い卵を産み、温暖な地域に住む鳥ほど薄い色の卵を産む
胚の生存には一定の温度が必要であり、濃い色の卵ほど早く温まることから、卵の色は温度調節的な利点があると考えられる

皆さんは「卵の色」と聞くと何色を思い浮かべますか?


一般的には「白色」か「赤色」の2色だと思いますが、世の中には鶏だけでなく多くの鳥がいるので、実際に卵の色を観察してみると非常にバラエティ豊かな色をしていることがわかります。


卵の色と気候には興味深い関連があることがわかっています。


2020年の研究から、寒冷な地域に住む鳥ほど色の濃い卵を産み、温暖な地域に住む鳥ほど薄い色の卵を産むことが判明しました。


これは、胚の生存には一定の温度が必要であるということを考えると納得できます。


つまり、濃い色の卵ほど早く温まるので、卵の色は温度調節的な役割を果たしている可能性があるのです。


1つ1つの卵を観察してもわかることは少ないですが、世界各地まで研究範囲を広げると卵の色と気候には一定の法則が見つかるという興味深い研究です。


参考文献:


Wisocki, P.A., Kennelly, P., Rojas Rivera, I. et al. The global distribution of avian eggshell colours suggest a thermoregulatory benefit of darker pigmentation. Nat Ecol Evol4, 148–155 (2020). https://doi.org/10.1038/s41559-019-1003-2

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