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父親の養育態度とテストステロン

テストステロンの低さがもたらす父親としての恩恵


フィリピンでの縦断的研究によると、父親になった男性は父親にならなかった男性よりも大幅なテストステロンの減少を経験する
唾液中のテストステロン値(男性ホルモン)が低い父親ほど養育行動が発現しやすい

近年では「イクメン」という言葉が流行るようになりましたが、なぜ男性たちの中には積極的に子育てをする人がいるのか?という疑問に対して、テストステロン(男性ホルモン)に関する研究から1つの回答が見出されています。


フィリピンでの縦断的研究によると、父親になった男性は父親にならなかった男性よりも大幅なテストステロンの減少を経験することがわかりました。


縦断的研究とは、同じ参加者を追跡調査する研究手法のことです。


ここで大切なのは、父親にならなかった男性もテストステロンの減少を(加齢などの影響で)ある程度は経験するが、父親になった男性はそれ以上に経験していたということです。


さらに、唾液中のテストステロン値(男性ホルモン)が低い父親ほど養育行動が発現しやすいという研究結果も報告されていることから、どうやら父親がテストステロンの減少を経験するのは適切な子育てをする為と考えることができます。


昔はやんちゃだった男性が父親になり子育てをするようになると、なんだか丸くなった感じがするのもテストステロンの減少のせいかもしれませんね。


参考文献:


Gettler, L. T., McDade, T. W., Feranil, A. B., & Kuzawa, C. W. (2011). Longitudinal evidence that fatherhood decreases testosterone in human males. Proceedings of the National Academy of Sciences, 108(39), 16194-16199.


Weisman, O., Zagoory-Sharon, O., & Feldman, R. (2014). Oxytocin administration, salivary testosterone, and father-infant social behavior. Progress in neuro-psychopharmacology & biological psychiatry, 49, 47–52. https://doi.org/10.1016/j.pnpbp.2013.11.006

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