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言葉はどれだけの情報を伝えられるのか?

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2020年3月23日
  • 読了時間: 1分

言語に見られる進化心理学


言語の情報伝達速度は約39bps

2020年現在で確認されている言語は7,117種類にも及びます。


毎年確認される言語は増えているので、もっと多くの言語が世界中で話されているのかもしれません。


全ての言語を比較することは難しいですが、英語やフランス語、さらには日本語までの世界17言語を対象に言語の情報伝達速度について調べた研究があります。


情報伝達速度とは、1秒間にどれだけの情報が詰まっているかということです。


この研究によると、話されている言語に関わらず、情報伝達速度は約39bpsに収束するということがわかりました。


これはどういうことでしょうか?


言語とは世界各地で生まれ、発展してきたものです。


中にはもっと多くの情報を伝えられる言語があっても良いはずです。


この研究結果は進化心理学の考え方をよく表しています。


つまり、我々人類は所詮1つの種に過ぎない為(人種など関係なく)、脳が言語を無理なく理解できる速度が約39bpsということになります。


参考文献;


Languages of the World. (n.d.). Retrieved from https://www.ethnologue.com/


Coupé, C., Oh, Y., Dediu, D., & Pellegrino, F. (2019). Different languages, similar encoding efficiency: Comparable information rates across the human communicative niche.Science Advances,5(9). doi: 10.1126/sciadv.aaw2594

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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