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環境が変われば食べ物の好みも変わる?

環境の厳しさ/安全さの手がかりと食べ物の好み


厳しい/安全な環境の手がかりと食品の望ましさの関係を検討した2015年の研究
厳しい環境の手がかりはエネルギー密度の高い食品の望ましさを増加させ、安全な環境の手がかりはエネルギー密度の高い食品に対する欲求を低下させた

食べ物の好みというのは頑健で、一貫している嗜好なのでしょうか?


確かに、子どもの頃から変わっていない好きな食べ物や嫌いな食べ物を思い浮かべると、食べ物の好みは一貫しているように感じます。


しかし、朝食べたいものと夜食べたいものが変わることは日常的に多くの人が経験していることなのではないでしょうか?


今回は、厳しい/安全な環境の手がかりと食品の望ましさの関係を検討した2015年の研究から、食べ物の好みがどのように変化するのか考えてみましょう。


この研究では、参加者は30種類の食品の画像を次々と見せられ、それぞれの食品を食べたいという意思表示が分析されました。


参加者には過酷な環境と安全な環境のどちらかの手がかりが与えられていました。


その結果、事前の予測通り、厳しい環境の手がかりはエネルギー密度の高い食品の望ましさを増加させ、安全な環境の手がかりはエネルギー密度の高い食品に対する欲求を低下させました。


環境に対する認知が変わるだけで、短期間のうちに食べ物の嗜好(エネルギー密度の高い食べ物の嗜好)は変化しうるというわけです。


参考文献:


Swaffield, J., & Roberts, S. C. (2015). Exposure to cues of harsh or safe environmental conditions alters food preferences. Evolutionary Psychological Science, 1, 69-76.

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