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肉の好みの男女差

性的な動機付けと肉の好み


肉の消費は高い地位や不健康と関連する
男性は性的動機が高い時には地位をアピールする為に肉の消費欲求が増加する
女性は性的動機が高い時には美や健康を追求する為に肉の消費欲求が減少する

近年ではベジタリアンやヴィーガンも増えてきましたが、どのような時にヒトは肉を求めるのでしょうか?


進化心理学的には男性と女性では配偶者獲得という同じ動機が肉の消費に関して異なる結果を生み出すことを明らかにしています。


2019年の研究によると、「肉の消費はそもそも高い地位や不健康と関連する」ということが考えられます。


祖先の時代では肉を手に入れられることは高い地位を表していたでしょうし、現代でも肉は安くない食材ということを考えると、肉の消費は高い地位に関連づけられているわけです。


しかし、肉を消費するということは他の食材を消費することに比べて不健康に関連する可能性があるということには注意が必要です。


研究からわかったことは「男性は性的動機が高い時には地位をアピールする為に肉の消費欲求が増加するが、女性は性的動機が高い時には美や健康を追求する為に肉の消費欲求が減少する」ということです。


つまり、男性にとっては肉を食べることが異性を含めた周囲の人への高い地位のアピールになるので、性的な動機付けが高まった時には肉を求めるということですが、女性には異性に選ばれるためには美しく健康でなければならないということがありますので(男性は美しく健康な女性を求めている)、不健康に関連すると考えられる肉を避けるようになるというわけです。


同じ配偶者獲得というモチベーションの時にも行動に性差があるというのは進化心理学の研究の面白いところと言えるでしょう。


参考文献:


Chan, E. Y., & Zlatevska, N. (2019). Is meat sexy? Meat preference as a function of the sexual motivation system. Food Quality and Preference, 74, 78-87.


Chao, A., Thun, M. J., Connell, C. J., McCullough, M. L., Jacobs, E. J., Flanders, W. D., ... & Calle, E. E. (2005). Meat consumption and risk of colorectal cancer. Jama, 293(2), 172-182.

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