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義父が気にすること

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2020年4月4日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年1月25日

最低限度の身体的魅力


高い身体的魅力は優秀な遺伝子の指標

以前、美人と病気の意外な関係という記事でも紹介しましたが、身体的魅力と優秀な遺伝子には関連があります。


このことをさらに深掘りすると、パートナーの両親は子どもの結婚相手の身体的魅力を重視するであろうという予測が立ちます。


このことを確かめた研究があります。


それによると、女性とその父親は「最も優れた性格」を重視しますが、それは男性が「非常に魅力的」な場合のみで、身体的魅力が低い男性は、「最も優れた性格」を持っていても「容姿が中程度で性格特性が望ましくない」男性よりも過小評価されるそうです。


つまり、最低限度の容姿を持ち合わせていなければ、結婚相手とは認められにくいようです。


これは、進化の観点から説明できます。


子どもが生存するかどうかは遺伝子にかかっており、つまり容姿が重視されます。

子どもが成長するかどうかは父親の投資にかかっており、つまり性格特性が重視されます。


したがって、ある程度の容姿が担保されなければ、男性が投資するかどうかという性格特性は意味をなさないわけです。


ちなみに、同様の研究は母親に対しても確認されており、女性の両親は一定程度男性の容姿を気にするようです。


参考文献;


Fugère, M.A., Madden, S. & Cousins, A.J. The Relative Importance of Physical Attractiveness and Personality Characteristics to the Mate Choices of Women and Their Fathers.Evolutionary Psychological Science5,394–404 (2019). https://doi.org/10.1007/s40806-019-00195-z


Fugère, M.A., Chabot, C., Doucette, K.et al.The Importance of Physical Attractiveness to the Mate Choices of Women and Their Mothers.Evolutionary Psychological Science3,243–252 (2017). https://doi.org/10.1007/s40806-017-0092-x

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

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