top of page

WHRを手がかりに性別を推測?

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2023年3月6日
  • 読了時間: 1分

WHRと性別の推測の関係


性別の手がかりがない場合に人々はWHRを用いて性別の推測を行うのか調査した2012年の研究
男女の参加者が0.65から0.95の範囲のWHRを持つ線画の性別を推測
WHRが0.74未満の場合は女性、WHRが0.86を超える場合は男性として推測される可能性が高かった

皆さんは街中ですれ違う人の性別をどのように推測しますか?


もちろん、ひと目見ただけで男性とわかる人も女性とわかる人もいますが、中には男性か女性か判断するのが難しい人もいます。


今回は、性別の手がかりがない場合に人々はWHRを用いて性別の推測を行うのか調査した2012年の研究を見てみましょう。


この研究では男女の参加者が0.65から0.95の範囲のWHRを持つ線画の性別を推測しました。


その結果、WHRが0.74未満の場合は女性、WHRが0.86を超える場合は男性として推測される可能性が高いことがわかりました。


私たちはさまざまな手がかりから積極的に他者の性別を推測しているのかもしれません。


※論文内では0.77から0.86までが性別の推測が不安定になる値として述べられていましたが、Figure 2を見てみると0.86と0.74はそれぞれ24.8%の参加者の回答が不一致であったので、本記事内では0.74から0.86が不安定な値として紹介しています。


参考文献:


Pazhoohi, F., & Liddle, J. R. (2012). Identifying feminine and masculine ranges for waist-to-hip ratio. Journal of Social, Evolutionary, and Cultural Psychology, 6(2), 227.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

​合同会社 日本進化心理学IHAセンター ALL RIGHTS RESERVED

  • Twitterの社会のアイコン
bottom of page