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嫉妬する犬

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2021年6月7日
  • 読了時間: 1分

犬と嫉妬行動


社会的な絆を維持するという機能的な観点から考えるとヒト以外でも社会的な種は嫉妬の感情を持つ可能性がある
実際、飼い主が犬のぬいぐるみに愛情を注いでいると、犬は間に割り込んだり、飼い主に触れたりなどの嫉妬を意味する行動を取ることが研究から判明

「嫉妬」と聞くとついつい高度な認知メカニズムを想定してしまいますが、ヒトだけが嫉妬するのでしょうか?


嫉妬を適応的な感情として捉えると、嫉妬には何らかの機能的な側面があることが考えられます。


例えば、社会的な絆を維持し続けることに嫉妬の感情が役に立つという立場に立つと、ヒトだけでなく社会的な種は嫉妬の感情を持つ可能性があるということが言えるでしょう。


実際、「飼い主が犬のぬいぐるみに愛情を注いでいると、犬は間に割り込んだり、飼い主に触れたりなどの嫉妬を意味する行動を取る」ことが2014年の研究からは判明しました。


「嫉妬」は意外と複雑な認知メカニズムが要求される感情ではないのかもしれないということがこの研究からは言えるのかもしれません。


参考文献:


Harris, C. R., & Prouvost, C. (2014). Jealousy in dogs. PloS one, 9(7), e94597.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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