争うべきか、避けるべきか
男性は女性よりはるかに高い頻度で、自分と他人の戦いを想像する
追記:
この記事は参考文献が確認できないことから、参考にするのは推奨できません。
(2023年6月18日)。
進化の歴史を想像する時、男性は女性よりも戦闘に従事していたと思われます。
グループ内での争いやグループ間の争いは主に男性によって行われていたのでしょう。
しかし、文書や映像として記録される以前に、男性が表立って戦闘に従事してきたという事実を直接観察することはできません。
そこで登場するのがヒトの心理です。
通常、ヒトに普遍の心理とは進化の中で培われるものなので、ヒトの心理を分析することは過去の人類がどういう生活を送っていたかを知る重要な手がかりとなります。
大学生を対象にしたある研究によると、男性の方が女性よりもはるかに高い頻度で自分と他人の戦いの結末を想像するそうです。
過半数の男性は、「1ヶ月に1度」は自分と他人の戦いを想像しましたが、最も典型的な女性の反応は「全く想像しない」でした。
つまり、戦闘に長い間従事してきた男性にとっては、自分の戦闘能力を知り、他人との争いの結末を予想することが、勝つ見込みのない争いを避けるかどうかの基準になるわけです。
参考文献;
Fox, A. (1997, June). The assessment of fighting ability in humans. Paper presented to the Ninth Annual Meeting of the Human Behavior and Evolution Society, University of Arizona, Tucson, AZ.