選択肢の多さとスピードデートにおける混乱
現実の恋愛選択における選択肢の多様性の影響を調べた2011年の研究
選択肢の多様性が高い(年齢や職業などがバラバラ)イベントでは、提案するデートの数が減少
選択肢の多様性は混乱を招く可能性を示唆
選択肢が豊富であることは、通常、選ぶ人の好みに合ったものを見つける可能性を高めると一般的には考えられています。
しかし、LentonとFrancesconi(2011)は、その考えが恋愛においても当てはまるのかどうかを調査しました。
この研究では84回のスピードデートイベント(一連の"ミニデート"が連続するイベント)を通じて、現実の恋愛選択における選択肢の多様性の影響が分析されました。
研究結果によれば、選択肢の多様性が高い(年齢や職業などがバラバラ)イベントでは、提案するデートの数が少なくなりました。
つまり、少なくとも(スピードデートのように)限られた時間の中で選択を行わなければいけない状況では、選択肢の多様性は混乱を招く可能性があることが示されたというわけです。
現代社会において、特にマッチングアプリなどで多くの異性と出会う機会が増える中では、こういった研究は重要なのではないでしょうか?
もし、デートになかなか踏み切れない方は、選択肢を減らしてデートに誘ってみてはいかがでしょうか?
参考文献:
Lenton, A. P., & Francesconi, M. (2011). Too much of a good thing? Variety is confusing in mate choice. Biology Letters, 7(4), 528-531.
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