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オムツは臭くない!?

自身の子どものオムツの匂いと嫌悪感


自分の子どもと他人の子どものオムツを母親に嗅がせると、自分の子どものオムツは臭くないと感じることが判明
子どもを世話する為には病原体回避メカニズム(排泄物を臭いと感じ、避ける)が調整される必要があるということ

かわいい赤ちゃんが産まれたはいいものの、「自分にオムツが変えられるのかな?」と思う方もいるでしょう。


なぜ、世のお母さんたちは子どものオムツを平気で替えることができるのでしょうか?


進化心理学的には、糞便の匂いを感じると病原体回避メカニズム働き、病原体を避けようとします。


したがって、オムツを替えることはなかなかのハードワークだと考えられますが、おむつ替えについて興味深い現象が知られています。


2006年の研究では、「自分の子どもと他人の子どものオムツを母親に嗅がせると、自分の子どものオムツは臭くないと感じることが判明しました。


つまり、「子どもを世話する為には病原体回避メカニズム(排泄物を臭いと感じ、避ける)が調整される必要がある」ということです。


どうやら、「赤ちゃんの匂いを母親は気にならないのか?なぜ平気でオムツを替えられるの?」というのは杞憂で周りが気にする必要はないということがわかる研究でした。


参考文献:


Case, T. I., Repacholi, B. M., & Stevenson, R. J. (2006). My baby doesn't smell as bad as yours: The plasticity of disgust. Evolution and Human Behavior, 27(5), 357-365.

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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