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トロフィーワイフはシグナリング?

魅力的な異性は自慢し、魅力的でない異性は隠す


パートナーが社会的なシグナルとして機能しているのか大学生を対象に調べた2013年の研究
男女ともに、ペアを組んだパートナーが魅力的な場合は、同世代の人々にパートナーを見せびらかす傾向にあった
パートナーが魅力的でない場合は、男性は同世代の人々からパートナーを隠す傾向にあった

追記:以下の誤字脱字を修正しました(2023年9月9日)。
・パートナーが魅力できない場合は、男性は同世代の人々からパートナーを隠す傾向にあった
・一方、パートナーが魅力できない場合は、男性はパートナーを隠す傾向にありましたが、女性ではこれは支持されませんでした。

皆さんは「トロフィーワイフ」という言葉を聞いたことがありますか?


トロフィーワイフ(Trophy Wife)とは、主に裕福な男性が結婚する、若くて美しい女性のことを指します。


なぜ「トロフィー」という言葉がつくのかというと、この場合、若くて美しい女性は一種のステータスシンボルとして扱われるからです。


つまり、高い社会的地位や財産を手に入れた男性が、自身の成功の証として手に入れる女性がトロフィーワイフなのです(実際にそうなのかというより、そういう言葉があるんだーと思ってください)。


進化心理学的な観点からこのトロフィーワイフについて考えてみましょう。


2013年の研究が、トロフィーワイフについて考えるのに、とても良い論文ですので、ご紹介します。


この研究では、大学生の男性64名、女性75名を対象に仮の異性とペアを組み、同世代の人々か年配の人々どちらにアンケートを行いたいかを尋ねました。


仮の異性は魅力的な場合と魅力的でない場合がありました。


参加者が同世代の人々に対してアンケートを行うことを望んだ場合は、パートナーを「見せびらかしている」と考えられ、年配の人々に対してアンケートを行うことを望んだ場合は、パートナーを「隠している」と考えられました。


その結果、男女ともに、仮のパートナーが魅力的な場合は、同世代の人々に対してアンケートを行うことを望んだ、つまり、パートナーを見せびらかす傾向にありました。


一方、パートナーが魅力的でない場合は、男性はパートナーを隠す傾向にありましたが、女性ではこれは支持されませんでした。


また、男性は女性よりも魅力的なパートナーを誇示する傾向や魅力的でないパートナーを隠す傾向が強いこともわかりました。


結果をまとめると、男女ともに自身のパートナーを社会的なシグナルとして使っている可能性が示唆され、今回のテーマでもあるように、男性の方が女性をそうした目的で利用することがあるようです。


参考文献:


Winegard, B. M., Winegard, B., & Geary, D. C. (2013). If you’ve got it, flaunt it: Humans flaunt attractive partners to enhance their status and desirability. PloS one, 8(8), e72000.

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