身長とリーダーの関連
選挙前と比較して選挙後は勝者は身長が高く見積もられるが、敗者は身長が低く見積もられる
国の指導者は国民よりも身長が高く描かれる
身長と価値には関連が見られるということ
現在の日本の総理大臣を思い浮かべてみましょう。
どれくらいの身長だと考えますか?
進化心理学の研究は国の指導者と身長の推定に関して興味深い関連を明らかにしています。
1992年の研究から、「選挙前と比較して選挙後は勝者は身長が高く見積もられるが、敗者は身長が低く見積もられる」ことが判明しました。
単に勝者は高く、敗者は低く身長が見積もられるということよりも、選挙前後で動的な変化が起こることが興味深い点でしょう。
つまり、選挙結果は人々の身長に関する認識を変化させるのです。
さらに、2011年の研究では「国の指導者は国民よりも身長が高く描かれる」こともわかりました。
各国の指導者を思い返す時、私たちがイメージするよりも実際には身長は低いということがわかるでしょう。
参考文献:
Higham, P. A., & Carment, D. W. (1992). The rise and fall of politicians: The judged heights of Broadbent, Mulroney and Turner before and after the 1988 Canadian federal election. Canadian Journal of Behavioural Science / Revue canadienne des sciences du comportement, 24(3), 404–409. https://doi.org/10.1037/h0078723
Murray, G. R., & Schmitz, J. D. (2011). Caveman politics: Evolutionary leadership preferences and physical stature. Social Science Quarterly, 92(5), 1215-1235.
Comments