悪影響の認知とリスク希求傾向
女性は美しくなる為なら危険なことでもする
女性は美に対してはとても敏感です。
肌が黒い女性がモテるとなれば日焼けサロンへ行き、痩せている女性がモテるとなれば危険なダイエット法を平気で試します。
しかし、美を求めることは時として危険も伴います。
例えば、日焼けサロンで肌を焼くことは将来の皮膚ガンのリスクと少なからず関連があります。
薬を飲んで体重を減らすような危険なダイエットには心臓病のリスクが伴います。
ある研究では、女性が危険を厭わずに美を追求する理由を調べました。
すると、女性は異性間の求愛と同性間の競争に関する目標を顕在化するとこれらの行動のリスクを低く見積もることがわかりました。
つまり、女性はモテることを意識すると、リスクを過小評価する為に、美を求める危険な行動(リスク希求傾向)を行えるようです。
いうなれば、若い時に配偶相手を見つけられないことは女性にとって致命的なので、将来のリスクは低く見積もり繁殖に成功した方が、たとえ繁殖可能年齢を過ぎた後に皮膚ガンになったとしても生物としては勝者になれるというわけでしょう。
参考文献;
Hill, S. E., & Durante, K. M. (2011). Courtship, Competition, and the Pursuit of Attractiveness: Mating Goals Facilitate Health-Related Risk Taking and Strategic Risk Suppression in Women. Personality and Social Psychology Bulletin, 37(3), 383–394. https://doi.org/10.1177/0146167210395603