職業の性比と離婚
1981年から2002年にかけて結婚したデンマーク人の離婚リスクを分析した2018年の研究
自分の職業に異性が多いほど離婚リスクは高くなることが判明
私たちは人生の中でどれだけの時間を働くことに費やすのでしょうか?
1日8時間働くとすれば、人生の3分の1は働いているのかもしれません(もちろん、これは単純すぎる見立てで、実際には休日や祝日、人生の中で働かない期間などが計算には含まれるべきです)。
今回の本題は、実際にどれだけの時間、人々は働くのか?ではなく、日常の大部分を働くことに費やすのであれば、職場環境は個人の人生に大きな影響を与えるのではないのか?ということです。
職業の性比と離婚について考えてみましょう。
1981年から2002年にかけて結婚したデンマーク人の離婚リスクを分析した2018年の研究では、自分の職業に異性が多いほど離婚リスクが高くなることがわかりました。
離婚という、間違いなく人生の中で重要な(そして好ましくない)イベントが、職業によって影響を受けているなんて、とても興味深いのではないでしょうか?
この研究では、男性であっても、女性であっても、異性が豊富な環境にいることが離婚を促進する要因となり得ることを示していますので、もし結婚生活の継続に最大限の努力をしたい方は、異性が少ない職業を(転職の際には)選ぶと良いのかもしれません。
参考文献:
Uggla, C., & Andersson, G. (2018). Higher divorce risk when mates are plentiful? Evidence from Denmark. Biology letters, 14(9), 20180475.
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