top of page

中立な友人は敵も同然

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2021年7月8日
  • 読了時間: 2分

友人の義務と中立な態度


他の人と対立する時、自分に敵対する友人に対しては否定的になり、味方する友人に対しては肯定的になる
中立的な友人に対しても否定的な反応を示す
友人は支援する義務を背負うということ

ある朝にA君とB君が些細な言い争いをしていました。

そこにやって来たのはA君と友達のC君です。

C君はA君とB君のどちらの肩も持ちたくないので中立な立場を取りました。

それに対してA君は怒ってしまいました。


なぜ中立な立場を取ったC君はA君の怒りを買ってしまったのでしょうか?


この疑問に回答する為には進化心理学的には「友人」というのがどういう存在か考える必要があります。


2017年の研究によると、「他の人と対立する時、自分に敵対する友人に対しては否定的になり、味方する友人に対しては肯定的になる」ということがわかりました。


この点に対しては何ら不思議ではありませんが、面白いのは次です。


「中立的な友人に対しても否定的な反応を示す」ことも研究から判明しました。


このことから、「友人は支援する義務を背負う」ということをヒトは期待しているということがわかります。


コストを払いながら互恵性を期待するのが友人ということを考えると、中立な立場というのはそれだけで助け合いを積極的に行わないという、裏切りを意味するのでしょう。


参考文献:


Shaw, A., DeScioli, P., Barakzai, A., & Kurzban, R. (2017). Whoever is not with me is against me: The costs of neutrality among friends. Journal of Experimental Social Psychology, 71, 96-104.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

​合同会社 日本進化心理学IHAセンター ALL RIGHTS RESERVED

  • Twitterの社会のアイコン
bottom of page