所得格差とキスの頻度
キスは関係を維持することに役立つ
所得格差が大きい国ほどキスをする頻度が高い
所得格差が大きい国では関係を維持する必要性が高いので、キスを頻繁にするということ
海外に行くと多くのカルチャーショックを経験します。
例えば、外国人カップルが頻繁にキスをするということに衝撃を受けた方はいないでしょうか?
なぜ、ある国ではキスをそんなにしないのに、ある国では頻繁にキスが行われるのでしょうか?
2013年の研究では、「キスが関係を維持することに役立つ」という可能性が指摘されています。
さらに興味深いのは、2019年の研究から「所得格差が大きい国ほどキスをする頻度が高い」ということが判明したのです。
つまり、所得格差が大きい国では人々は関係を維持する必要性が高いので、キスを頻繁にするということです。
キスをたくさん行う国のカップルを見て、「なんて仲良し何だろう!」と単に思うのではなく、「なぜキスをする必要があるのか?」と考えることが進化心理学の面白いところです。
参考文献:
Wlodarski, R., & Dunbar, R. I. (2013). Examining the possible functions of kissing in romantic relationships. Archives of sexual behavior, 42(8), 1415-1423.
Watkins, C. D., Leongómez, J. D., Bovet, J., Żelaźniewicz, A., Korbmacher, M., Varella, M. A. C., ... & Bolgan, S. (2019). National income inequality predicts cultural variation in mouth to mouth kissing. Scientific reports, 9(1), 1-9.
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