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キスを頻繁にする国...?

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2021年7月8日
  • 読了時間: 2分

所得格差とキスの頻度


キスは関係を維持することに役立つ
所得格差が大きい国ほどキスをする頻度が高い
所得格差が大きい国では関係を維持する必要性が高いので、キスを頻繁にするということ

海外に行くと多くのカルチャーショックを経験します。


例えば、外国人カップルが頻繁にキスをするということに衝撃を受けた方はいないでしょうか?


なぜ、ある国ではキスをそんなにしないのに、ある国では頻繁にキスが行われるのでしょうか?


2013年の研究では、「キスが関係を維持することに役立つ」という可能性が指摘されています。


さらに興味深いのは、2019年の研究から「所得格差が大きい国ほどキスをする頻度が高い」ということが判明したのです。


つまり、所得格差が大きい国では人々は関係を維持する必要性が高いので、キスを頻繁にするということです。


キスをたくさん行う国のカップルを見て、「なんて仲良し何だろう!」と単に思うのではなく、「なぜキスをする必要があるのか?」と考えることが進化心理学の面白いところです。


参考文献:


Wlodarski, R., & Dunbar, R. I. (2013). Examining the possible functions of kissing in romantic relationships. Archives of sexual behavior, 42(8), 1415-1423.


Watkins, C. D., Leongómez, J. D., Bovet, J., Żelaźniewicz, A., Korbmacher, M., Varella, M. A. C., ... & Bolgan, S. (2019). National income inequality predicts cultural variation in mouth to mouth kissing. Scientific reports, 9(1), 1-9.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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