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争うか争わないか?

身長と他者のドミナンスの合図


身長の高低が他者のドミナンスの手がかりへの敏感さとどう関連するか調べた2010年の研究
身長が高い男性は他の男性のドミナンスの手がかりにあまり敏感でないことが判明
ライバルのドミナンスを誤って認識するコストの差異が男性間の違いを生み出している可能性がある

男性の皆さんには以下の状況をぜひ思い浮かべていただきたいです。


目隠しをした状態で、次々と男性が目の前に現れます(もちろん見えません)。


その男性と戦うか戦わないか選ぶことができます。戦いに勝てば、お金がもらえますが、負けてしまえば怪我をしてしまいます。どうしますか?


こんな状況だと目隠しをした男性は怪我をしないために、どうすれば良いのでしょうか?


戦わなければ怪我をしなくて済みますが、お金はもらえません。


では、目隠しをしない状態だとどうでしょうか?


自分より強そうな人とは戦わず、弱そうな人とは戦うのではないでしょうか?


わたしたちは他者の身体的手がかりに基づいて、さまざまなことを推定するわけですが、今回は自身の状態も含めて考えてみましょう。


身長の高低が他者のドミナンスの手がかりにどれだけ敏感かとどう関連するか調べた2010年の研究によれば、身長が高い男性は他の男性のドミナンスの手がかりにあまり敏感でないことが判明しました。


つまり、ライバルのドミナンスを誤って認識するコストの差異が男性間の違いを生み出している可能性があり、この研究であれば身長が低い、ライバルの男性と争えばよりコストがかかる(負ける)男性の方が他者のドミナンスの手がかりに敏感だというわけです。


参考文献:


Watkins, C. D., Fraccaro, P. J., Smith, F. G., Vukovic, J., Feinberg, D. R., DeBruine, L. M., & Jones, B. C. (2010). Taller men are less sensitive to cues of dominance in other men. Behavioral Ecology, 21(5), 943-947.

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