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難民の受け入れ

子どもと大人の文化的な順応性


子どもは大人よりも文化的な順応性が高い為、難民受け入れ政策が受け入れ国の人々から支持される可能性が高いということが判明
文化的な順応性が高いと新しい“仲間”になりやすいということ

紛争や経済危機によって故郷を身一つで離れなければならない難民の人々の苦労は想像をはるかに絶します。


見知らぬ土地で新たな文化に順応していかなければいけないのです。


しかし反対に受け入れ国の人々も新しい価値観が入ってくるという問題に対処しなければなりません。


2018年の研究では「子どもは大人よりも文化的な順応性が高い為、難民受け入れ政策が受け入れ国の人々から支持される可能性が高い」ということが判明しました。


つまり、「文化的な順応性が高いと新しい“仲間”になりやすい」ということです。


しかし、なぜ“文化的な順応性”が重要になるのでしょうか?


他の国の人々が難民としてやってくることは新たな文化が入ってくることを意味し、それは結果として受け入れ国の人々の価値観が揺らいでしまうことを意味するのです。


しかし、子どもであれば自分たちの文化を受け入れてくれる可能性が高いので、難民としての支援をしやすいというわけです。


参考文献:


Yalcinkaya, N. S., Branscombe, N. R., Gebauer, F., Niedlich, C., & Hakim, N. H. (2018). Can they ever be one of us? Perceived cultural malleability of refugees and policy support in host nations. Journal of Experimental Social Psychology, 78, 125-133.

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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