モザンビークでの婚外関係の許し
モザンビーク人女性が婚外関係を許しやすい条件を調べた2018年の研究
婚外関係が純粋な性的タイプ(深い感情を伴わない場合)や夫の後悔が大きい場合には許される可能性は高い
年齢が高い女性ほど許す可能性は高い
婚外関係(不貞)は婚姻関係に脅威を与えるものですが、女性が常に不貞を犯した男性を許さないわけではありません。
少し前に流行った言葉を使えば、浮気を繰り返してしまう“ダメンズ”が好きな女性もいるでしょう。
今回はモザンビーク人女性が婚外関係を許しやすい条件を調べた2018年の研究を見てみましょう。
この研究によれば、婚外関係が純粋な性的タイプ(深い感情を伴わない場合)や夫の後悔が大きい場合には許される可能性は高いことがわかりました。
純粋な性的な関係の方が許される可能性が高いというのは、先行研究でよく言われる、女性にとっては性的不貞の方が感情的不貞よりも苦痛が小さいということと整合的です。
また、年齢が高い女性ほど許す可能性は高いことがわかりました。
これは、生殖価値が低下するにつれて既存の関係を切り捨てる可能性が低下する(新しい関係を築くことが難しくなる為)ということかもしれません。
さらに多くの国を調べてみると、国ごとの差異を説明する要因が検出できて、より詳しいことがわかるかもしれません。
参考文献:
Vera Cruz, G. (2018). Would Mozambican women really “tolerate” their husbands’ extramarital sexual relationships as socially recommended?. Sexuality & Culture, 22(4), 1263-1278.
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