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パートナーの奪い合い

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2021年9月2日
  • 読了時間: 2分

mate poachingと性差


53ヵ国、計16,954人を対象とした調査によると男性の約60%、女性の約40%が他人のパートナーを奪おうとしたことがあると認めている
パートナーの略奪行為は人類の歴史の中で繰り返し行われてきた配偶者獲得行為の1種である可能性を示唆

“略奪愛”を描くドラマがしばしが人気を博すことがありますが、“略奪愛”はどれだけ一般的なのでしょうか?


「53ヵ国、計16,954人を対象とした調査によると男性の約60%、女性の約40%が他人のパートナーを奪おうとしたことがあると認めている」ことがわかりました。


男性はもちろんですが、意外に多くの女性が男性と同じようにパートナーを奪おうと試みたことは興味深いのではないでしょうか。


これだけ多くの国でパートナーの略奪行為が行われているということは、パートナーの略奪行為が人類の歴史の中で繰り返し行われてきた配偶者獲得行為の1種である可能性を示唆しています。


「好きになったらしょうがない」という言葉が表すように、繁殖競争に負けてしまうぐらいなら、既にパートナーがいる相手だとしても奪ってしまった方が繁殖適応度的には得というわけです。


参考文献:


Schmitt, D. P. (2004). Patterns and universals of mate poaching across 53 nations: the effects of sex, culture, and personality on romantically attracting another person's partner. Journal of Personality and Social Psychology, 86(4), 560.


Schmitt, D. P., & Buss, D. M. (2001). Human mate poaching: Tactics and temptations for infiltrating existing mateships. Journal of personality and Social Psychology, 80(6), 894.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

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