優しさの矛盾
優しい人が好まれる
優しさは自分自身、家族や友人に向けられているほど良い
「優しさ」は対人関係において魅力の1つとされています。
しかし、優しさは誰に向けられても好ましい特徴と認識されるのでしょうか?
例えば、自分に対して優しい場合は適応度の上昇が見込められますが、誰に対しても優しい場合は不貞などの原因になり、適応度の減少に繋がるのではないでしょうか?
ある研究によると、優しさは自分自身、家族や友人に向けられているほど望ましく、自分と同じ性に向けられている場合(男性が別の女性に優しくする or 女性が別の男性に優しくする)は望ましくないということがわかっています。
優しさという一見望ましい特徴の裏には適応度、包括適応度や互恵的利他主義などが関係しているのでしょう。
参考文献:
Lukaszewski, A. W., & Roney, J. R. (2010). Kind toward whom? Mate preferences for personality traits are target specific. Evolution and Human Behavior, 31(1), 29-38. doi:10.1016/j.evolhumbehav.2009.06.008
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