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寄生虫が決める出生性比?

寄生虫ストレスと出生性比


親の資源を制限する要因は女性の生産に有利に働くことがトリヴァース・ウィラード仮説からは予測される
寄生虫ストレスは出生性比と反比例する(寄生虫ストレスが高まるにつれて女の子が多く産まれる)という研究結果はトリヴァース・ウィラード仮説を支持

友人に子どもが生まれれば、誰でも「男の子?女の子?」と聞くものですが、どのような要因が生まれてくる子の性別を左右するのでしょうか?


親の資源を制限する要因は女性の生産に有利に働くことがトリヴァース・ウィラード仮説からは予測されます。


これは、男の子を産むことは遺伝的利益を多くもたらす可能性があるが、コストがとてもかかることが原因です。


この仮説を支持するように、「寄生虫ストレスは出生性比と反比例する(寄生虫ストレスが高まるにつれて女の子が多く産まれる)」という研究結果も存在します。


出生性比は女性を1とした時の男性の割合ですので、出生性比が1より大きくなれば男性が多いということを意味し、出生性比が1より小さくなれば女性が多いということを意味します。


つまり、私たちが何気なく生活していても、母体が受ける寄生虫ストレスによるダメージというのは無意識の内に女の子を多く生むように仕向けているというわけです。


参考文献:


Trivers, R. L., & Willard, D. E. (1973). Natural selection of parental ability to vary the sex ratio of offspring. Science, 179(4068), 90-92.


Dama MS (2012) Parasite Stress Predicts Offspring Sex Ratio. PLOS ONE 7(9): e46169. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0046169

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