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自然セラピー

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2020年6月16日
  • 読了時間: 1分

祖先の環境とストレス


自然の写真を見るとストレスが軽減される

私たちは長い間祖先の環境(もしくは進化適応的環境:EEA)で生活してきました。


広い大地に木が生茂り、水が流れる川がある。


そんな場所で生活していたのかもしれません。


祖先の環境がどういったものかということは議論がありますが、少なくとも高層ビルが立ち並ぶことはなく、コンクリートで舗装された道路などは存在しなかったのは確かでしょう。


そう考えると、ヒトは自然の風景を人工的な風景よりも好むことになります。


ある研究では、ストレスと風景の関係が調べられました。


参加者(ややストレスを抱えている)は自然の風景を見るとストレスが軽減されました。


この結果は性別や住んでいる場所(都市か田舎か)の影響を受けませんでした。


参考文献:


Roger S. Ulrich(1979)Visual landscapes and psychological well‐being,Landscape Research,4:1,17-23,DOI:10.1080/01426397908705892


Ulrich, R. S. (1986). Human responses to vegetation and landscapes. Landscape and Urban Planning, 13, 29-44. doi:10.1016/0169-2046(86)90005-8

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

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