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攻撃の儀式化

コストをかけずに勝負をつける方法


対決は地位を上昇もしくは低下させる
コストがかからない勝敗のつけ方は生存に有利

同性同士の対決は異性を獲得するための手段と言えますが、対決にはコストが伴います。


例えば、オス同士が争う際に身体能力をアピールしようとして本気で相手と戦えば、勝者であろうと敗者であろうと、命の危険が伴います。


では、コストをかけずに対決することは可能なのでしょうか?


これは「攻撃の儀式化」と呼ばれています。


つまり、攻撃行動(対決)が一定のルールに則って行われるので、お互いが傷つく危険性を抑えられるというわけです。


縄張り争いをする際など、さまざまな対決をする場合にいちいち本当に攻撃し合っているとそれらの個体はすぐに死んでしまいます。


そんなわけで、威嚇などを用いて勝者を決めることが有効な手段というわけです。


これは、人間以外の動物で確認されていた行動ですが、もちろんヒトも「攻撃の儀式化」を行います。


ボクシングなどの格闘技がその例と言えるでしょう。


格闘技にはルールが存在し、審判が存在します。


勝者は名声を手にし、敗者は地位の低下を経験します。


つまり、格闘技は異性を獲得する為の手段である攻撃行動のコストを下げる方法と言えるでしょう。


参考文献:


Issa, F. A., & Edwards, D. H. (2006). Ritualized submission and the reduction of aggression in an invertebrate.Current biology : CB,16(22), 2217–2221. https://doi.org/10.1016/j.cub.2006.08.065


Buss, D. M., & Shackelford, T. K. (1997). Human aggression in evolutionary psychological perspective.Clinical psychology review,17(6), 605–619. https://doi.org/10.1016/s0272-7358(97)00037-8

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