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嫉妬の性差

性的不貞と感情的不貞


メスが体内受精する種ではメスが他のオスと性的接触をすると、オスにとって父性確率の低下とライバルへの投資という二重のリスクを招く
そのような種のメスにはオスの不貞によってオスから受けられる投資が減少するというリスクがある
したがって、男性は女性の性的不貞をよりストレスに感じ、女性は男性の感情的不貞をよりストレスに感じる

私たちは不貞に対してどのような反応をするのでしょうか?


パートナーの不貞について考える前に、男性と女性で生物学的にどのような違いがあるか考えてみましょう。


ヒトもそうですが、メスが体内受精する種ではメスが他のオスと性的接触をすると、オスにとって父性確率の低下とライバルへの投資という2つのリスクがあります。


つまり、メスの不貞はオスが自分の遺伝子を受け継がないライバル個体の子孫に投資してしまうリスクがあるわけです。


さらに、そのような種のメスはオスの不貞によってオスから受けられる投資が減少するリスクがあります。


メスは自身が体内受精するので、必ず生まれた子は自分の遺伝子を受け継ぐことになるので、その点ではオスの不貞はなんら怖いものでありません。


しかし、オスから得られる投資がオスの不貞によって他のメスに流れてしまうということは裏切られたメスにとっても不利益になります。


したがって、男性は女性の性的不貞(異性と性的関係を持つこと)をよりストレスに感じ、女性は男性の感情的不貞(異性に強い感情的結びつきを感じること)をよりストレスに感じることが予測されます。


1992年の研究は実際にこの仮説を検証し、正しいことを確かめました。


男性と女性でストレスを感じる不貞に違いがあり、それは生物学的な違いに根付くというわけです。


参考文献:


Buss, D. M., Larsen, R. J., Westen, D., & Semmelroth, J. (1992). Sex differences in jealousy: Evolution, physiology, and psychology. Psychological science, 3(4), 251-256.

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