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どう問い詰めますか?

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2021年9月23日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年6月20日

不貞を見つけた後の質問の性差


不貞の場面に遭遇した時、男性は性的側面について尋ねる傾向がある(例:彼と関係を持ったの?)
一方で、女性は感情的側面について尋ねる傾向がある(例:彼女を愛してるの?)
父性の不確実性を高める性的不貞を恐れる男性と投資の減少を招く感情的不貞を恐れる女性は不貞の問い詰め方にも違いが出ることが判明

 

追記(2023年6月20日):

この記事は不貞行為を行ったパートナーに何を尋ねる?と内容が同じです。

 

突然ですが、パートナーが不貞行為に及ぶ場面に遭遇することを想像してください。


どう問い詰めますか?


2011年の研究では男性と女性がどのように不貞の場面に遭遇した時にパートナーを問い詰めるかを調べました。


その結果、男性は性的側面について尋ねる傾向がある一方(例:彼と関係を持ったの?や何回関係を持ったの?など)、女性は感情的側面について尋ねる傾向がある(例:彼女を愛してるの?私とどっちをより愛してるの?など)ことがわかりました。


この研究は父性の不確実性を高める性的不貞を恐れる男性と投資の減少を招く感情的不貞を恐れる女性は不貞の問い詰め方にも違いが出ることを明らかにしています。


先行研究から確かめられたこと(男性は性的不貞を恐れ、女性は感情的不貞を恐れる)が次の研究につながっていく(不貞の問い詰め方には性差がある)というのが研究の醍醐味だとわかるような話でした。


参考文献:


Kuhle, B. X. (2011). Did you have sex with him? Do you love her? An in vivo test of sex differences in jealous interrogations. Personality and Individual Differences, 51(8), 1044-1047.


Buss, D. M., Larsen, R. J., Westen, D., & Semmelroth, J. (1992). Sex differences in jealousy: Evolution, physiology, and psychology. Psychological Science, 3, 251–255.

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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