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ルワンダの一夫多妻制

一夫多妻制とトリヴァース・ウィラード仮説


96,880人のルワンダ人の母親を調査した結果、低ランクの一夫多妻の母親は高ランクの一夫多妻の母親や一夫一妻の母親よりも多くの娘を持つことが判明
状態の悪い母親は娘を多く産むというトリヴァース・ウィラード仮説を支持

突然ですが問題です。


一夫多妻制で生きる母親たちの中で、どのような母親が娘を多く産むのでしょうか?


96,880人のルワンダ人の母親を調査した結果、低ランクの一夫多妻の母親は高ランクの一夫多妻の母親や一夫一妻の母親よりも多くの娘を持つことが判明しました。


この研究で言うところの高ランク、低ランクは妻になった順番です。


なぜ、最初の妻が高ランクで後になるほど低ランクだとこの研究が仮定するのでしょうか?


それは、後になる妻が資源を希薄化してしまう(したがって、後の妻ほど資源が乏しくなる)からです。


第一子が常に親の資源を最大限受け取ることができる出生順位の話で考えるとわかりやすいかもしれません。


この研究は状態の悪い母親は娘を多く産むというトリヴァース・ウィラード仮説を支持するものです。


西洋社会だけでなく、(一夫多妻制を採用する)非西洋社会でもトリヴァース・ウィラード仮説がの予測が確かめられたという興味深い研究です。


参考文献:


Pollet, T. V., Fawcett, T. W., Buunk, A. P., & Nettle, D. (2009). Sex-ratio biasing towards daughters among lower-ranking co-wives in Rwanda. Biology Letters, 5(6), 765-768.


Hertwig, R., Davis, J. N., & Sulloway, F. J. (2002). Parental investment: how an equity motive can produce inequality. Psychological Bulletin, 128(5), 728–745.


Salmon, C. Birth order and relationships. Hum Nat 14, 73–88 (2003). https://doi.org/10.1007/s12110-003-1017-x

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