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自分の顔を覚えていますか?

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2021年9月29日
  • 読了時間: 1分

魅力が増された顔


自分の顔と10%刻みで魅力を増加/減少させた合計11種類の顔から自分の顔を選べるか確かめた実験
自分の顔だと選ばれる可能性が最も高かったのは20%魅力を水増しさせた顔
ヒトは自分の顔を実際よりも魅力的であると認識していることを示唆

「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」という有名なセリフで知られる白雪姫のお話ですが、お妃様ほどではなくとも私たちは日々鏡で自分の顔を見ています。


しかし、私たちは自分の顔を覚えているのでしょうか?


2008年に行われた研究はこの疑問に答えるのに非常に面白い洞察を提供しています。


この研究では参加者に自分の顔と10%刻みで魅力を増加/減少させた合計11種類の顔から自分の顔を選べるか調べました。


すると、自分の顔だと選ばれる可能性が最も高かったのは20%魅力を水増しさせた顔だということがわかりました。


これは、ヒトが自分の顔を実際よりも魅力的であると認識していることを示唆しています。


「自分が思うより実際の顔は魅力的ではない」なんて、辛くなってしまう話でした。


参考文献:


Epley, N., & Whitchurch, E. (2008). Mirror, Mirror on the Wall: Enhancement in Self-Recognition. Personality and Social Psychology Bulletin, 34(9), 1159–1170. https://doi.org/10.1177/0146167208318601

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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