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生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2020年6月30日
  • 読了時間: 1分

生存に関する記憶


生存に関連する記憶は思い出しやすい

テストの前に教科書の内容をたくさん覚えなければいけない。


そんな時に役立つ方法がテレビでは多く紹介されています。


例えば、頭の中の画像イメージと結び付ける方法や自分に関連づける方法などが効果的な学習方法として挙げられるでしょう。


さまざまな学習方法を用いると記憶の向上に役立つかもしれません、しかし進化心理学はどのような条件だともっとも記憶が呼び起こされやすいかについて興味深い知見を報告しています。


ある研究では、生存に関連する条件の時に記憶力がもっとも高かったのです。


つまり、単語をどれだけ正確に覚えているかという実験において、頭の中の画像イメージと結びつけた条件や、自分に関連づけた条件、さらには意思を持って単語を正確に覚えようとした条件よりも成績が良かったということです。


進化とはいわば長い学習の歴史と言えます。


我々人類は長い間生存競争を強いられてきました。


したがって、もっとも記憶に残る情報というのは生存に関連したものなのかもしれません。


参考文献:


Nairne, J. S., Pandeirada, J. N. S., & Thompson, S. R. (2008). Adaptive Memory: The Comparative Value of Survival Processing. Psychological Science, 19(2), 176–180. https://doi.org/10.1111/j.1467-9280.2008.02064.x

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

​*全ての記事は正確さの担保の為に、出来るだけ多くの引用や参考文献を紹介しますが、最終的な正確さの判断はご自身でなさってください。

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