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母方の祖母と対面接触

  • 執筆者の写真: 日本進化心理学IHAセンター
    日本進化心理学IHAセンター
  • 2020年7月3日
  • 読了時間: 1分

父性の不確実性と対面接触の頻度の関係


母方の祖母は父方の祖父母に比べて距離が離れても孫と対面接触する可能性が高い

いとこの中で誰を助ける?では同じいとこでも父性の不確実性という観点から女性側のいとこはより助けられやすいということがわかりました。


同じような考え方を祖父母に用いると、祖父母の中でも母方の祖母が最も確実に孫が自分の遺伝子を共有していることを確証できることが簡単にわかります。


すると、母方の祖母は他の祖父母に比べて孫への投資に関してのモチベーションが高くなります。


これを確かめた研究では、母方の祖母は父方の祖父母に比べて距離が離れても孫と対面接触する可能性が高いことがわかりました。


つまり、対面接触するということは一定のコストがかかるわけですが、そうしてでも孫と会う価値があると判断しやすいのは、遺伝子を共有していることが最も確実な母方の祖母ということになります。


参考文献:


Pollet, T. V., Nettle, D., & Nelissen, M. (2007). Maternal Grandmothers Do Go the Extra Mile: Factoring Distance and Lineage into Differential Contact with Grandchildren. Evolutionary Psychology. https://doi.org/10.1177/147470490700500412

 
 

*全ての記事は科学的な知見に基づくものであり、一部の人に不利になるような思想を助長させるものではありません。

*全ての記事の内容は新たな知見等により、多少の修正が必要な場合や正反対の見解が正しいとされる場合もあります。

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