自分の人生におけるポジティブイベントとネガティブイベント
42の出来事を経験する確率をクラスメートと比較して推定してもらった1980年の研究
ポジティブなイベントについては平均を上回り、ネガティブなイベントについては平均を下回った
人々は非現実的に楽観的であることを示唆
あなたは楽観主義者ですか?それとも悲観主義者ですか?
他の人はどうでしょうか?
だいぶ前の研究ですが、私たち人間が現実をどう捉えているのかわかる研究があるのでご紹介します。
42の出来事を経験する確率をクラスメートと比較して推定してもらった1980年の研究によれば、ポジティブなイベントについては平均を上回り、ネガティブなイベントについては平均を下回ることがわかりました(ポジティブなイベントは自分が経験する可能性が高く、ネガティブなイベントは他人が経験する可能性が高いと考える傾向にあるということ)。
つまり、人々は非現実的に楽観的であることを示唆しているわけです。
ポジティブな方向にこれほど認識が偏っているということは、現実を直視しないことで得られるメリットがあるのかもしれません。
参考文献:
Weinstein, N. D. (1980). Unrealistic optimism about future life events. Journal of personality and social psychology, 39(5), 806.
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